ファームウェアv2.0以上がインストールされているMustang GTアンプでは、ディレイおよびモジュレーションエフェクトに対してタップテンポでBPMを設定することが可能です。
現在のBPMを確認したい場合は、TAPボタンを1度押します。BPMがディスプレイに表示されます。
TAPボタンを複数回押すと、直近に押された2つのタイムの間隔をBPMとして指定します。:
BPM設定には2種類のモードが用意されています。「Global」モードは、1つのBPMを全てのプリセットに対して共通で適用します。「Preset」モードでは、プリセット毎に個別のBPMを指定することが可能です。「Preset」モードにおけるデフォルトBPMは120になります。BPMモードを切り替えるには、ディスプレイ右下に表示される「mode: preset」あるいは「mode: global」に呼応するレイヤーボタンを押します。エンコーダーを回すことでBPMを変更することが可能です。:
ノートディビジョン(サブディビジョン/符割)の変更方法
エフェクトのリズムは、特定のノートディビジョンを指定することができます。ノートディビジョンとは、「サブディビジョン」または「符割」と呼ばれることもあります。特定のノートディビジョンを選択すると、Mustang GTは自動でその符割をBPMにフィットするように計算し、エフェクトのタイミングを生成します。タイムを指定するパラメーターが変更されると、ノートディビジョンはOFFになります。
ノートディビジョンには次のオプションが用意されています:OFF、全音符、2分音符、付点2分音符、二拍三連、4分音符、付点4分音符、三連、8分音符、付点8分音符、8分三連、16分音符、付点16分音符、16分三連、32分音符、付点32分音符、32分三連。
ノートディビジョンを設定するには、選択されているエフェクトが表示されているディスプレイ右下のレイヤーボタンを押し、エンコーダーを使用して「NOTE DIVISION(DIV)」を選択します。NOTE DIVISIONが赤色にハイライトされている状態でエンコーダーをまわすことで、ノートディビジョンの値を変更することが可能です。:
全てのノートディビジョンがOFFになっている状態でBPMが指定されている場合、シグナルパス上の最後部に配置されているディレイもしくはモジュレーションディレイのレートに追随します。